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市口清一展@目黒区美術館区民ギャラリー
  市口清一展に行ってきた。金曜日に行ったときは後に仕事が待っていたのでゆっくりできなかったから、昨日また行って堪能してきた。絵画のことはよくわからない。自分で自分の好きなように鑑賞し、人それぞれに思いが生じればそれでいいように思う。

 圧巻だったのは、「ドローイング集」とラベルが貼られて展示される習作の数々。白手袋をして中を見ていいことになっている。初期は水彩絵の具で配色や構図の実験をしている。これがスケッチブックに5〜6冊あったかな。その後少し間を置いてモノクロになる。ぺらぺらしたクロッキー帳に細い黒ペンで、これでもかというくらい構図の習作がなされている。内に一冊、頭から終わりまでほとんどぜんぶ、ひとつのテーマを追い続けているものもあった。あの飄々としたいつもの姿からは想像のできない執念深さを目の当たりにして、ぼくは少しぞっとした。
 ところどころにメモがあり、最初のほうにこのようなものがあったのでメモをとってきた。

 手前のものと向う側のもの、むしろ、そのあいだが描きたいのではないかと思ふ。

 「あいだ」の文字には傍点が振ってある。一読しただけでは何のことかよくわからないが、この言葉に市口作品を鑑賞するうえでのヒントが隠されている。市口さんは常日頃、自らの絵画については主と地の関係を重んじていたように考えられる。 以前、うちに遊びに来たときにマチスの画集を見ながら、そういう話をしてくれたことがある。
 例えば円形のオブジェがあったとして、その部分に近づいて見てみると、そのオブジェのアウトラインがあいまいなことに気が付くはずだ。円をとりかこむ境界では絵の具が上に来たり、下に来たりしているのだ。つまり、主と地の関係をなくそうという試みがあるように感じられる。筆致などからそのときの画面に向かう市口さんの姿を想像すると、この絵は俄然よくなってくる。また、この構図はあの想像を絶する習作の中から生まれたものなのだ、そう思うとある種の感動がわき起こる。ぼくはそうして、遠くから近くから市口さんの絵を眺め回して帰ってきた。
 油絵はどうしても写真では再現できない部分もあるから、生の絵に触れたい。触れておきたい。市口清一展は今日まで、目黒区美術館区民ギャラリーにて。

JUGEMテーマ:アート・デザイン
| nobuoka | 信岡勇人 | 09:59 | comments(0) | trackbacks(0) |
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